公益財団法人日本ピアノ教育連盟 第34回全国研究大会「心に届く音楽表現」
公益財団法人日本ピアノ教育連盟 第34回全国研究大会「心に届く音楽表現」
会場:昭和音楽大学(東京)
2018/3.29〜30
開催され参加してまいりました
東京はどこも桜が満開でした
昭和音楽大学の校庭にも桜の木が満開で美しかったです
3/29
1.“心から心へ
ロシアは子どものための作品の宝庫”
講演:北海道大学 高橋健一郎先生
ロシア音楽を宗教からはじまり、時代背景、歴史的な事柄を踏まえての、分かりやすい講演でした
また、子ども曲に限らず、チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフなどの作品についても何故このメロディが使われているのかなど、ビデオや先生自身の演奏も交えながら解説してくださり、大変興味深く勉強になりました
2.アンサンブルの世界に親しむ
耳から育てる感性
NHK交響楽団第一コンサートマスターの篠崎史紀氏と同じくNHK交響楽団のチェロ奏者の桑田歩氏とのピアノ三重奏によるレッスン形式にて行われました
ピアノは小学生から講師まで幅広いレベルにて、様々な角度より音楽を作る過程を勉強させていただきました
3.演奏のための身体づくり
表現と肉体の一体化をめざして
内村航平選手も育てた経験のある青木倫氏による講演でした
メンタルトレーニングから、実際の筋肉の動き、歪み、またリンパについてのお話と実演がありました
指から腕、腰など身体全体を使用し、腰痛、肩凝りなど悩まされるピアニストの職業柄、対処法の糸口を見つけることが出来て良かったです
また、本番でうまくいかないと意味がない職業なので、メンタルについてもスポーツ選手と似ているかもしれません
大変興味深い内容でした
パーヴェル・ギリロフ ピアノリサイタル
モーツアルト:ソナタCdur
チャイコフスキー:ドゥムカop.59
ベートーヴェン:ソナタ14 幻想曲風ソナタ op.27-2
シューマン:ピアノとチェロのための幻想小曲集op.73
ショパン:チェロソナタop.65
ザルツブルクモーツアルテム大学の教授を勤めながら国際コンクールの審査員を歴任されている世界的に有名な先生の演奏を聴く機会に恵まれて良かったです
3/30
パーヴェル・ギリロフ先生による公開レッスン
①カバレフスキー
スロヴァキア民謡による6つのやさしい変奏曲op.51-3
変奏曲のまとめ方から、細かいテンポ設定についてのアドバイスが勉強になりました
②モーツアルト
ソナタKV.333
綺麗にまとめられた演奏でしたが、先生のアドバイスによりさらに美しく変化する様子に驚きました
③ショパン
華麗なる変奏曲 op.12
歌うこと、表現すること、強弱について、テンポについてのアドバイス
また、ショパンのピアノ演奏はどうだったか?を考えて演奏するようにと言われたことが印象に残りました
ドビュッシー
喜びの島
楽譜の読み方、ペダルの使い方など勉強になりました
プロコフィエフ
ソナタ第3番op.28
レッスン生が北海道大学の学生さんで、ダイナミックで正確なテクニックに驚きました
しかし、先生のレッスンを受けながら、さらに素晴らしい演奏に変化していきました
公開レッスンは毎年楽しみにしています
レベルの高いレッスンを拝聴して、さらに私自身成長出来るように頑張っていきたいと思います
by lemiemie
| 2018-03-30 16:27
| 研究